診療案内

保険/自費のつめ物かぶせ物

保険のつめ物・かぶせ物/インレー・クラウン

【保険が適用される材質】

治療のなかで使う材質によって、保険がきくものときかないものがあります。保険が適用されるのは、レジン(プラスチック)金属(銀合金、ニッケルクロム合金、金銀パラジウム合金など) です。一方、適用されないのはセラミックなどです。当院では保険の場合、金銀パラジウム合金(12%金が含まれていますが、他の金属も入るため、色はシルバー色になります)を使用しています。 金が12%を超える金属を使用すると、保険がきかなくなります。


前歯(上下の犬歯から犬歯までの6本)

現在の保険治療で、白い歯のかぶせ物が作れます。当院では患者さんの歯の色にできるだけ合わせて、お作りしています。裏側は一部金属となります。また、白い部分はプラスチック(合成樹脂)なので、変色や磨耗します。


硬質レジン前装冠(前歯/かぶせるタイプ)

 

※セットするときの1本分の費用の目安(3割負担)
約6,000円

奥歯(上下の臼歯)

金属の歯になります。虫歯の範囲が小さい場合は、白いプラスチックを部分的につめる事はできますが、前歯のように白い歯のかぶせ物は保険では作れません。

インレー(奥歯/つめるタイプの金属)

 

※セットするときの1本分の費用の目安(3割負担)
約2,000円

クラウン(奥歯/かぶせるタイプの金属)

 

※セットするときの1本分の費用の目安(3割負担)
約3,000円

 

当院では小臼歯(中央から数えて4番目、5番目の歯)。大臼歯は保険適応部位に説明している様に、上下顎の6番目に対する場合は、上下顎両側の7番目が全て残存し、左右の咬合支持がある患者に対し、過度な咬合圧が加わらない場合および、上下顎の7番目、8番目に対する場合は、歯科用金属を原因とする金属アレルギーを有する患者において、医科の保険医療機関(ヒフ科等)の診断書または診断情報提供書を受けて、過度な咬合圧が加わらない場合に対して 、保険適用で白いつめ物CAD/CAMインレー(ハイブリッドレジン)の治療が可能です。 当医院は厚生労働省が定める基準を満たし、保険適用となる白いつめ物CAD/CAMインレーの取り扱い医療施設となっています。

くわしくは白いつめ物!健康保険適用のCAD/CAMインレーのページをご覧ください。

 

当院では小臼歯(中央から数えて4番目、5番目の歯)に対して お口の中の状態によって、保険適用で白いかぶせ物CAD/CAM冠(ハイブリッドレジン)の治療が可能です。 当医院は厚生労働省が定める基準を満たし、保険適用となる白いかぶせ物(小臼歯)CAD/CAM冠の取り扱い医療施設となっています。

くわしくは白いかぶせ物!健康保険適用のCAD/CAM冠のページをご覧ください。

当院では、硬質レジン前装冠(前歯)の色を決める場合に、シェードガイド(色の細かい見本)を使用し、ご意見やご希望を聞きながら、患者さんの色にできるだけ合わせて作製しております。



保険の治療費は、セットするときの1本分の費用とは別に、「歯を削る」「型を取る」「噛み合わせを取る」「セメントでつける」などの諸費用がかかります。

自費の治療費は、別のページでご案内している金額に、この諸費用がすべて含まれています。

自費のつめ物・かぶせ物/インレー・クラウン(金属)

自費の金属のインレー(つめるタイプ)やクラウン(かぶせるタイプ)は、ゴールド(金合金)を使用します。 最近は、外観の美しさからレジン(プラスチック)、セラミック、経済的な面から保険適用のパラジウム合金といったように、その用途や価格を考慮して様々な素材を選ぶことができます。それぞれに長所を持つ素材ですが、変色がなく、口の中でも安全であり、噛む力に耐えることのできる素材のひとつにゴールドが挙げられます。


ゴールドの特徴

【歯の寿命を永く保つ】
金合金は硬すぎず、軟らかすぎず、本物の歯に近い硬さなので、周囲の歯や噛み合わせる相手の歯などの健康な天然歯にも負担をかけません。
【歯にピッタリとおさまる】
保険適用の金属に比べて、細かい設計が可能で、歯と金属の適合が最高のため、つめ物と歯の隙間からの新たな虫歯ができにくいといわれ、また、加工も容易なため歯にぴったりとおさまります。
【身体に優しい】
金合金は、最も化学変化の起こりにくい金属で、金属アレルギーも起こりにくいため、安心して永い間ご使用いただけます。



歯の治療のために削り取った歯は、つめ物やかぶせ物をして本来の働きを助けます。


ゴールドインレー(部分的な虫歯の場合)

 

 

① 虫歯の多くは、歯の噛み合う面の溝や、歯と歯の間から発生します。

 

 

② 虫歯になった部位を削ります。削り取った形に合わせてつめ物を作ります。

 

③ 治療のために削り取った歯に、型を合わせて細かい加工を施したつめ物(インレー)をします。 硬すぎず、軟らかすぎず、天然歯に近い硬さなので、ゴールドは隣の歯や噛み合う歯を傷めないと言われています。

ゴールドクラウン(虫歯が拡がった場合)

 

 

① 虫歯が進行すると、つめ物では対処できず全体的に覆いかぶせる「クラウン」の治療になります。

 

② 進み具合によっては単に削るだけでなく、侵された神経を取り除いて土台を作ったり、最悪の場合には、歯を抜く必要もあります。 この症例では、歯を1本抜いてブリッジとして処置する例を図示しています。

 

③ 進行した虫歯の場合には、削り取った歯に、かぶせ物(クラウン)をします。精密で細かい加工を求められるクラウンにゴールドは適しています。周りの歯や歯ぐきにも適合性が良く、永く安全にご使用いただけます。

 

※和田精密歯研㈱のリーフレットより引用



ゴールド色が気になる方には、白金(プラチナ)を含むシルバー色のゴールドにすることもできます。